一般的な三味線の優しく弾くイメージと異なり、津軽三味線は、バチで糸と胴皮を叩くことでダイナミックな音を鳴らします。

バチが胴にあたり、バンバンと鳴っている音にも注目！

弦楽器であるのに、まるで打楽器のように力強く叩く奏法は、世界中の弦楽器の中でもかなり珍しいことです！

津軽三味線は三味線の中でも最も大きく華やかな音で演奏します。

よりパワーを引き出すために、他の三味線より太く長い糸、太い棹！

日本で1番大きい三味線です。

ハイスピードの曲を大きな音で弾くことで、さらに大迫力の演奏になります。

奏法の1つに、バチの位置を前後に変えて演奏する振りバチ(前後バチ)があります。

前バチはできる限り小さな音を、後ろバチではできる限り大きな音を出し、音の強弱をつけます。

一般的な三味線は、同じ位置で弾くことため、振りバチは1音が大きい津軽三味線ならではの特徴です。